前にも書きましたが、進研ゼミ「考える力・プラス中学受験講座」は
短い尺にさらっと難解なものを入れ込んでくるから難しい部分があります。

とくに算数が難しい!!

4月12日から15日にかけて、4月号算数のステージ1「計算のきまり(1)」で苦労しました…
そしてようやく娘が理解して自発的に問題を解けるようになったのは4月27日のことです?

まだステージ2の「植木算」まで行っていないのに(´;ω;`)
初っ端の計算のきまりがここまで難しいとは!!

どこでつまづいたか、簡単にまとめてみます↓



ステージ1 第1回目:計算の順序
 例えば18÷3-(4-2×1)という式の場合、
 ()の中が最優先、次にかけ算・わり算が優先…のように
 一般的に計算するときのルールを学ぶ。
       ↓
 (ひっかけ問題に引っ掛かりつつも)スムーズに理解できた◎クリア!


ステージ1 第2回目:計算のきまりと工夫
 図を基に、(3+2)×7と、3×7+2×7の答えは同じだね。
 と計算させて、
 答えが同じなので2つの式は等号(=)で結べるね。として、
 (3+2)×7=3×7+2×7
 その下に「計算のきまり」のポイントを示す↓
 (〇+▽)×□=〇×□+▽×□
 (〇-▽)×□=〇×□-▽×□
       ↓
     !?!?


この時点で娘はちんぷんかんぷんです?
その直後に例題が続いていくのですが、上の計算のきまりを使って
自分で()を付けたり、外したりする作業をするように促されます。

ところが、理解できていないので
いくら細かく丁寧に説明が付されていても、解くことができません。
私が手伝っても、促されるままに空欄を埋めることはできても
まったく意味が分かっておりません!


これ、スモールステップなのでしょうか?!
ものすごいビッグステップを踏んでいるような感じ!!

塾に通っておらず、小4からおうち受験を始めた娘に限って言うと

①まず、「=」の意味を「答え『は』」という意味に捉えているので
 2つの式を「=」で結ぶという発想がありません
 3年生までに等号・不等号の勉強はしていますが、
 自発的に「=」を「イコール」の意味で使いこなすことができません。
 なので、(〇+▽)×□=〇×□+▽×□ って言われても何のことやら~状態?

②次に、前回「計算の順序」を学び、
 勝手に順序を入れ替えて計算すると答えが違ってしまうことを学習した直後なので、
 式を自分で組み替えることができない、難しいことだと捉えてしまいます。


このように全然ステップが踏めていないのです!
第1回と第2回が段階になっていないだけではなく、
真逆に近いこと(順序を守ろう⇔順序を入れ替えよう)をやるので
そもそも難しい計算の工夫による式の組み替え作業が異常に難しくなっております!!

これ、進研ゼミ中学受験講座を4月から始めた子たちはみんな出来てるのかな?!
少なくともうちは子供だけでも出来るスモールステップのテキストを想定していたので
大誤算でした?



仕方ないので、「=」の意味や使い方を教えて
算数の各ページの確認問題ごとにある「受験算数ウェブ授業」を見せたりしましたが、
先生の例え話や説明を聞いても理解できず…つまづきました。


いや~難しい?中学受験算数って4年の最初の段階で
こんなに進んだことを当然のように習得しなきゃならないんだなぁ~と
専属家庭教師はちおが自信喪失(笑)したところで、次のページを見てみると…

「たし算だけの式だったら、どこから計算しても答えは同じ!」
「かけ算だけの式だったら、どこから計算しても答えは同じ!」
→だから工夫して計算が楽になるように工夫しよう!!

という、前のページの難解さは何だったんだ~(; ・`д・´)!
と叫びたくなるほどの簡単さ!!

ステージ1 第3回目の「□にあてはまる数を求める計算」も、
「90-□=45 の□に入る数を求めよう!」みたいな感じのものですが
ひき算・わり算で理解しづらい部分があるものの、小4には十分理解できるものでした。


やっぱり第2回の一部だけが異様に難しかったよなぁ…

そこで、あの有名な四谷大塚の予習シリーズの算数4年上巻を見てみると
「計算のきまりと順序」という回があったのでチェックしました。

結論としては、四谷大塚・予習シリーズには
(〇+▽)×□=〇×□+▽×□ が出てきませんでした。
代わりにひっ算の虫食い算・ふく面算がありましたが、難易度は高くありませんでした

つまり同じ時期・単元の勉強でも、進研ゼミ中学受験講座の方が
四谷大塚予習シリーズよりも難解な部分があったということです。
予習シリーズの下巻にも、(〇+▽)×□=〇×□+▽×□はありませんでした。
四谷大塚では5年生で学ぶのでしょうかね?もしかして3年で既習?!



そういえば3年生のころ、
普通の進研ゼミの教材で「思考力トレーニング」という紙の問題集があり、
ある算数の挑戦問題がとても難しかったのです。

後々いろいろな問題集やテキストを見ていたら
なんとその分野の問題を中学受験対策の5年生あたりで扱っているものがあって、
進研ゼミはイメージと違ってけっこう進んだことをやるんだな~と思ったことがります。


もう、この計算のきまりと工夫の件で、はちおは悟りました。
進研ゼミは本気で5年生までに受験に必要な単元を終わらせる気だ!!
だから多少無理してでもついてこい!ってことなんだ!!

5年生までにほぼ全分野を習得する予定であることは「受講ルールブック」に書いてあるので
当然と言えば当然です。今更です?

ですが…受講申し込み前のDMの冊子にはそんなの書いてなかった!なかったよ!!
それを知ってたら、進研ゼミやめてたか…といったら、やっぱり受講してたと思いますので
結果は変わらなかったわけですが?

それにHPの5年生の欄には
入試で問われる単元についての学習を小4・4月号〜小5・1月号まででひととおり終えるカリキュラム
と書かれていますし…
4年生の欄だけではなく、隅から隅まで目を通さねばなりませんでした、反省(^^ゞ


良く言えば、進度早めで要求レベルが高い時がある。
悪く言えば、説明不足で不親切な時もある。

それが進研ゼミの考える力・プラス中学受験講座なのだと理解したはちおです✨

次は、どのようにしてこの算数の壁を打破したかを書いていきます☆