前回まで、「計算のきまりと工夫」の分野でのつまづきと、
解決のためにとった方法を書いてきました。

問題を解くのをやめる→数感覚を養う→そうしながら時間を置く

これらを3日ほどやってきたら、今度は試しに元の問題に少し近い話に戻ってみます。


2年生のころ、まだ2桁のかけ算ができない時に
学校で2桁のかけ算を工夫してやる方法を習っていた事を知っていたので、
(学校の宿題の〇つけは親がやっているので、どんな勉強をしているか把握できている)
それを覚えているかどうか娘に聞きました。

例えば12×3を、10×3と2×3に分けて答えを足す、というようなやり方です。

娘は「あ~覚えてる!さくらんぼのやつね!!」と理解した様子。
学校では12を10と2に分ける時、さくらんぼのような図を描いて学習したそうです。

なので、そのさくらんぼ、式に表すと
12×3=(10+2)×3=10×3+2×3
となることを説明しました。

すると娘はそのさくらんぼの方法が、数日前に分からなかった
(〇+▽)×□=〇×□+▽×□
の式のことだったと理解することができました!

「なんだ~それだったら、さくらんぼって先に言ってくれれば分かったのに~
なんてのたまう娘?

はちおは「さくらんぼ」とは言わなかったけど、最初に
(〇+▽)×□=〇×□+▽×□ が出てきたとき
2年生の時の習った考え方だよって教えたのに…あの時はそれすら分からなかったのに?
なんとも調子のいい娘です(笑)


ここまで、なんとなく理解できてきたので
飛ばしていたテキストの問題に戻って解いてみます。

う~ん、まだ一人で解くのは難しい感じ。

再び「マテマティカ2」を見ます?
ネットで使えそうな解説や、YouTubeもチェックします!
その間、進研ゼミ中学受験講座のテキストの、ほかの算数の学習を進めたりもします。




数日後、今度は演習問題を解いてみました。
やはり(〇+▽)×□=〇×□+▽×□ を使う部分で手が止まってしまうので、
家にあるおはじきを使って、実際に
(〇+▽)×□ と、 〇×□+▽×□ の答えが同じになるかどうか実験してみました?

始めは私の考えた小さい数の式で実証し、答えが一致するのを確認しました。
次に娘が、自分で考えた問題でも答えが同じになるか試したい!と言うので
協力しておはじきを並べました。

娘が適当に考えた式、数が多すぎ?
たくさんのおはじきを、きちん、きちんと並べて列をつくり
結果的には答えの一致を確認できました。大変だった~(^^ゞ

ところが自分で実験して理解した娘は、その後
人が変わったかのように、計算のきまりと工夫ができるようになりました!!
はちおの苦労も報われた~?

やっぱり自分で納得することが、勉強する中で一番効果的だ!と再確認した瞬間でした✨


小学校に入学すると、よく算数セットを学校から与えられますが、
あの中に入っているブロックやおはじき、カラフルな紙資料などは
実はすご~く役立ってるんだろうな、と、しみじみ感じました。

今回は思ったよりも早く壁を乗り越えられましたが、
今後もきっと同じような壁にぶち当たることが予想されます。

今回冷静に対処できたこと、そして娘が成長できたことを忘れずに、
今後も諦めることなく根気強くやっていきたいと思いました。

あとは実践を積んで計算していく中で、さらに深く体得していきます!!
あ、演習問題少ないんだった、なんとかせねば…