4月11日(土)、娘が泣きました。
勉強が嫌になったのではなく、
自分の勉強したことに対する自信が、打ち砕かれたからです…?
あるときを境に、自信満々に理科の「種子の発芽条件」を
「水」「空気」「適当な温度」「日光」と言い、
演習問題もなんか変に間違ってしまうようになった娘。
「『日光』はテキストに書いてなかったよ?違うんじゃない?」
と、娘に説明したところ
4月号の理科の映像授業で、先生が「日光」も発芽条件だと言っていた!というのです。
あれ?テキストに書いてないことを映像授業で教えたってことかな?
でもテキストでは「日光」がなくても発芽している実験を紹介していたし、
「日光」は絶対に必要な条件じゃないのでは??
疑問に思った私は夫にも相談しました。
夫も、発芽に日光は必要じゃないと思う、と言います。
もやしだって日光なくて発芽してるよね~?なんて私が言いながら
3人で種子の発芽条件を考えていたところ、
「だって、先生言ってたもん!理科の先生、そう言ってたもん!!」
と悔しそうに娘が泣きました。
娘は負けず嫌いな性格です?
せっかく自分ひとりで勉強して覚えたことを否定されて、悔しかったのです?
そこで、はちおも4月号の理科の映像授業を見てみました!
すると、確かに言ってました、先生!
それはこんな文脈です↓
・レタスの種子の発芽実験を行った→結果の表が提示される
・実験結果から「水」「空気」「適当な温度」が必要と判明する
・「じゃあ、これだけでしょうか?」と先生が問いかけてくる
・日光の有無を比較した実験結果を比べ、
「日光が必要であると分かるわけなんです」「驚きですよね」と発言する先生
そしてこんな表が出ます↓
う~ん…ここまで見ただけだと、
種子の発芽に「日光」が必要と思っちゃいますね…
続いて、こんな板書の映像が出ます↓
おやおや?!「レタスの」って、後から付け加えた感が!!
最初は板書してなかったのかな?
先生は「レタスの発芽には水、空気、適当な温度、ともう一つ、
これが意外でしたよね、日光が必要でした」と発言します。
そしてその後、レタスのように発芽に日光が必要な種子を
「光発芽種子」だと説明していました。
さらに先生は、入試には普通「水」「空気」「適当な温度」が出るので、
そこは少し注意して、とも言っていました。
う、う~ん…
授業の趣旨としては、
発芽の実験によって、発芽に必要な条件が特定できるという説明を
発展的に説明するために「光発芽種子」の発芽実験を出してきたようです。
でも…
小学4年生の一番最初の4月号、塾に行ったこともなく、
初めて中学受験向けの難しい内容を勉強し始めた子供が
この映像授業で得られるものは何なのか?と考えたとき、
「入試で問われる発芽条件は水・空気・適当な温度の3つで、
レタスのような光発芽種子も存在するんだね!納得納得!!」
っていう風にはならないよなぁ~?
むしろ、レタスの種子限定の出来事とは思わずに
「テキストでは3つの条件だけだったけど、そっか、
『日光』も発芽に必要なんだな~!意外意外!!」
と理解してしまう方が自然かも。
大人なら、「あ~そういう種子もあるのね~」
と捉えられますが、論理的思考が完成されていない小4には難しいな…
6年生とか、受験勉強慣れてきた頃ならこの説明でも理解できるんでしょうかね?!
「へ~種子は発芽するのに『日光』も必要なんだ~✨」
と思ってしまった娘を、なんとか軌道修正して教え直して…
けっこうな労力を使いました…
イネは水中でも発芽するよ~って発展知識を答えの本に載せていたみたいに、
補足的に、例外的に、発展知識的にちょこっと説明するならOKなんですが、
映像授業でこのように説明されると、今の娘には正しく理解するのは困難なようです。
前々から思っていましたが、進研ゼミの中学受験講座は
少ない尺、限られたページ数で進んだ知識を入れ込んでくるので
そこまで理解力や知識のない4年生には、けっこう難解です。
進研ゼミは簡単、っていうイメージが先行していますが、
全然簡単じゃない!!
むしろ短い尺に難易度高いものをぶち込んでくるから
同じ単元でも四谷大塚のテキストより難しい部分があります!!
それについては、また後ほど詳しく書きたいと思います。
とにかく率直な感想を言うと、
進研ゼミの中学受験講座の映像授業は、あまり分かりやすくないです?時間も短い?
これは本格的にスタディサプリを始めた方がいいかな?という気持ちになります。
スタディサプリの繁田和貴先生の算数の授業、すごく分かりやすかったですから✨
まだ全教科チェックしていないのですが、算数だけでも価値がありそう!